目次
★ベビーリーフって何?★
そもそも、ベビーリーフとは何か、知っていますか?
白菜や大根などのように、ベビーリーフという名前の野菜があると思っている方も多いようです。
でも、実はそうではありません。
ベビーリーフは「baby leaf」と書きます。文字通り、葉っぱの赤ちゃんという意味です。
ほうれん草の新芽、小松菜の新芽、水菜の新芽…など、いろんな新芽をミックスした野菜を、ベビーリーフと呼んでいます。
新芽というのは、実は栄養がとても豊富なんです。その後の成長に必要な栄養が、ギュッと詰まっているからです。そのわりにクセがなく食べやすいので、サラダなどに重宝しています。
オシャレなカフェやレストランなどにいくと、サラダやお肉の付け合わせなどによくついてくるので、あまり馴染みがないかもしれませんが、誰もが一度は食べたことのある野菜だと思います。
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★八百屋テクテクのベビーリーフ★
八百屋テクテクが扱っているのは、福井県福井市高屋町にある、農園たやさんのベビーリーフです。
たやさんが出荷しているベビーリーフの種類は、5種類、冬は2種類増えて7種類となります。
・からし菜(赤リアス)
からし菜ですが、ベビーリーフの状態では、辛さはありません。写真では時期的に緑色になっていますが、赤リアス、との名前のとおり、発色して赤くなったり、夏場は黒くなったりします。主に彩を担当してくれる野菜です。
・水菜
生で食べやすい野菜であるのと同時に、栄養価が高い野菜でもあります。ベビーリーフに入る定番野菜としても有名です。
写真のとおり、形状もほかの葉と比べて独特なので、いろんな葉っぱが入っている感を増しています。
・タアサイ
カリウム、カルシウムは全野菜トップクラス。でも調理方法が小松菜と似ており、かつ小松菜のほうがより扱いやすいということで、スーパーの野菜コーナーではほぼ出現しません。そんなタアサイの栄養価と甘さを、ベビーリーフとして活かしています。
・ルッコラ
香りと、少しの辛みを担当してくれています。ベビーリーフの中のアクセント役です。葉は柔らかく口どけがいいので、それもまたベビーリーフとして食べたときに、いいほうに作用します。
・デトロイト(ビーツ)
ビーツの葉です。ビーツはホウレンソウの親戚で、栄養素としては葉酸や鉄分などを担当してくれます。芯が赤いのが特徴で、この芯の部分に少しの苦みと甘さがあります。
上記の5種類が通年出荷の品目となります。
この5種類に加えて、下記の2種が、冬期のみ加わります。
・マスタード
こちらも広い意味ではからし菜なのですが、通年の赤リアスと形状が大きく異なっております。丸い葉に少しだけギザギザが入っていることと、葉脈が赤くなる性質があります。見た目がオシャレで、いかにもベビーリーフっぽいベビーリーフなので、食するのに適した時期には、積極的に採用しています。
・レッドオーク
レタスの一種です。ベビーリーフとして使用される葉はアブラナ科がほとんどなのですが、キク科の野菜を加えることで、栄養素と味をさらに複雑に、豊かににしています。見た目も、ほかの葉と異なるため、にぎやかになりますね。
※この2種は、生育時期に左右されますため、予告なく入ることがありますし、また予告なく終了する場合もございます。
簡単ではありますが、品目の解説をしてみました。
見た目はもちろん、栄養価に至るまで、あらゆる方面に気配りがされている、完成度が高いベビーリーフになっているのです。
★どのへんが特別なの?★
では、なぜ他のベビーリーフに比べて、福井の農園たやさんのベビーリーフが優れているのでしょう。
これまで、品目についての解説をしてみましたが、例えば同じ品目を、別の農家さんが作ってミックスすれば、理論上、同じものができあがるんじゃないか、と思っちゃいますよね。それは正解です。品目をそろえるだけなら、そこまで難しくありません。
ここから解説することこそが、世界ひろしといえども、福井県福井市の、農園たやさんにしかできない技術になってきます。
理由は、ベビーリーフを育てる土にあります。
通常、流通しているベビーリーフは、水耕栽培という技術を使って育てられています。
水耕栽培というのは、土を使わない栽培方法のことで、工場野菜とも呼ばれています。
試しに、スーパーさんで販売されているベビーリーフのパッケージを眺めてみましょう。「洗わずにそのまま食べられます」と書いてあるものがあります。これは虫や雑菌や入らない、清潔な工場で作られている証拠です。
ベビーリーフを水耕栽培で育てるのは、常に光を当てて成長を促せるので、早く大量に生産できるというメリットがあります。そうして出来上がったベビーリーフは、柔らかく食べやすいのです。裏をかえせば、急いで成長させてしまったがゆえに、体力のない、歯ごたえのない、味の薄いベビーリーフとなるのです。
ある時、健康系ユーチューバーの動画を視聴していた際、「ベビーリーフは体にいいので、たくさん食べましょう。買ってきた時はシナシナですけれど、水をつければシャキッとします」と言っているのをきいて、ズッコケました。ズッコケはしましたが、同時に、「水耕栽培のベビーリーフしか購買できない環境であるのなら、そういう発言をするのもしょうがないなぁ」とも思いました。
ベビーリーフが体にいいのは間違いないんですけど、上のほうで申し上げましたとおり、それはベビーリーフが新鮮で健康な状態だからこそ、言えることなのです。
ベビーリーフは、人間の子供と同じで、ぐんぐん成長しようとしている成長期の状態なのです。ぐんぐん伸びるためにたくさん食べて、栄養をたくさん取り込むわけですが、同時に栄養をガンガン消費しています。工場にて、早く成長するよう、ガンガン光と栄養を与え続けられたベビーリーフたちが、ある日急に、根元を切られて、出荷されることになった。栄養の補給を絶たれたベビーリーフたちですが、だからといって、いきなり成長を止めることができません。何も補給されないまま、自分の中に蓄えた栄養をすぐに使い果たした結果、ヨレヨレになってしまっている、というわけです。
この状態のベビーリーフに水をつけても、スポンジが水を吸うのと同じです。水を含んだためシャキッとはしていますが、栄養はもう残っていません。
健康系ユーチューバーによる「シナシナのベビーリーフを水につけて食べる」という行為が、栄養が豊富だからという部分においては的外れだったため、ズッコケたというわけです。
一方で、農園たやさんのベビーリーフは、畑で育てています。これを、水耕栽培に対して、土耕栽培といいます。
行程的には、普通に畑に種を蒔いて、成長するのを待つだけです。外から眺めているだけだと、そのように見えます。普通の畑作と変わらないじゃないか、と。
ここで、農園たやさんの、最大の秘密にして、農業技術の最高峰が出てきます。
福井県福井市の、農園たやさんにしかできない技術。それは、土です。
先ほど、水耕栽培の話を長々とさせていただきましたが、水耕栽培では、ベビーリーフたちは、いったい何を食べて生きているのでしょう? 人間が水だけでは生きられないように、植物もまた、水だけでは足りず、いろんな栄養素を必要としています。こうした栄養素を、何によって補給しているのでしょう?
本来、土壌には、いろんな昆虫、微生物、細菌、ウィルスが生息しています。細菌の数でいうと、土一握りにつき、何億という数になるそうです。その土壌中には、害をもたらすものもいれば、益をもたらすものもいます。何の害も益も生まない存在のように思えても、ある条件では益になったり、または害になったりと、複雑この上ない働きをしているのです。
私たち人間が、サプリメントのみでは健康的に生きられないように、植物もまた、様々な栄養素を必要としているのです。私たち人間は、日々、ありとあらゆる食品に触れ、好き嫌いをし、これを長い年月をかけて続けてきたことで、今現在、健康的な体を手に入れることができました。同じように、植物もまた、ありとあらゆる養分を必要としていますし、好き嫌いもします。土壌の中に存在している、無数の昆虫や微生物たちの働きの中で生まれた、多くの物質たち。これを養分として、たやさんのベビーリーフたちは、美味しく体に取り入れているというわけなのです。
農業の極意は、水の管理と、土の管理にあります。そのうち、水の管理については、機械化により誰もが簡単に名人級になることができるようになりました。一方で、土の管理は、まだまだ研究が及んでいない分野であり、調整が非常に難しいのです。
農園たやさんは、畑のドクター兼シェフなのです。普通の人には体の中は見えませんが、ドクターなら体の中で何が起こっているのかの検討が付きます。土の中で何が起こっているのかがわかるのです。常に土の状態を観察し、ベビーリーフたちが必要とする食事を、過不足なく発生させるために、日々土壌の改良と調整を行っているのです。
このように、農園たやさんでは、ベビーリーフの成長に適した土壌環境を整え、そのなかでゆっくりゆっくり、大切に育てています。
このため、味が濃く肉厚で、しっかりとしたリーフの味が感じられるものができあがるのです。
また、お客様の声で「たやさんのベビーリーフは、日持ちします」との声がよく聞かれます。
八百屋さんとしては、ベビーリーフの性質上、できるだけ早く食べてもらいたいので、日持ちします、とは大声では言えない部分なのですが、やはり通常のベビーリーフと比べると、その強さがわかります。
この強さは、どこからくるのか、という点を考えてみることで、たやさんのベビーリーフのすごさというのが、垣間見えると思うのです。
★★★お客様の評価★★★
★お知らせ★
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★農園たやさんの商品★
農園たやさんが手がける野菜は、ベビーリーフだけではありません。
野菜のことを考えた土づくりで、いろいろな野菜を育てています。
ぜひ、食べてみてくださいね。
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