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ほくりくアイドル部ゆりフェスタ公演204年6月15日(土)ゆりの里公園



こんにちは。八百屋テクテクです。

今回は、春江のゆりフェスタでの、ほくりくアイドル部の公演について書いていこうと思います。

春江町にあるゆりの里公園は、百合がめっちゃ綺麗なんですけど、その他にもバラやペットボタルなど、いろんな植樹や仕掛けで、来園者の目を楽しませてくれる公園です。近年では公園が綺麗に整備されたり、花の駅ができたり、直売所ができたりと、歳月を経るごとにどんどん楽しくなっていっている公園です。



この日の、ほくりくアイドル部の公演も、そんなゆりの里が巨大化していく過程での大きな節目として、みなさんの心に残ったのではないのでしょうか。

なにせ、テレビやラジオで連日のように出てくる有名人の公演を、このゆりの里で行うことができたのですから。




見てください。これ会場のユリームの中の光景です。すごくないですか?

ひと昔前は、このひろい空間に、卓球台が1台ボーンと設営してあるのみでした。訪れる人も少なかったので、卓球がやりたい放題だったんです。

それが、今日は会場を埋め尽くすぐらいの人です。駐車場がパンパンで、なかなか停められませんでした。いやぁ、すごいです。



私が眺めていた場所には、ご高齢のご婦人方がいらっしゃったのですが、ほくりくアイドル部の公演に興味しんしんのご様子でした。

ほくりくアイドル部のメンバー全員が映ったリーフレットを眺めながら、なにやら隣の人と指さしあいっこをしていました。たぶん、福井出身の人が誰かとか、今日出演するのが誰かを、教えていたのでしょう。これは嬉しい光景ですね。認知してくれる人や、応援してくれる人々の、裾野が広がっている感じがします。裾野が広がっているということは、ほくりくアイドル部という山が巨大になり、標高がどんどん高くなってきているということです。手が届かない存在の人を、雲の上の人、なんて表現したりしますけれども、このご婦人たちのやり取りに、ほくりくアイドル部が雲の上になる未来がすぐそこまで迫っているような、そんな気がしました。



私が会場に入ったとき、ほくりくアイドル部のメンバーさんたちは、ちょうど公開リハーサルを行っていました。

ステージ上で曲に合わせて身体を動かすメンバーさんたちを尻目に、リーダーの松井祐香里さんは慣れた様子で、会場のあちこちを行き来していました。この動きは、たぶん会場に来てくれた人たち、主に子供たちと触れ合うために、音響とか、立ち位置とか、動き回るための通路をチェックしていたんだと思います。違っていたらすみません……。

これが違っていなければ、私的には、今日の公演の中で一番素敵な光景だなと思いました。本番じゃないけれど、見どころだと思いました。

アイドルのステージに限らず、どんな演目でもそうだと思うんですけど、普通は、演者さんはステージの範囲内で、練習した演目を忠実にこなそうとします。ステージの範囲内で役割を正確にこなすことこそが、自分たちの役割だと考えているからです。それは、正解です。

一方で、松井祐香里さんの頭の中には、「どうしたら、自分たちを支持してくれる人が増えるだろう」という課題があるように思います。アイドルとしての正解よりも、この課題の解決に、重きを置いているように思います。

なので、お膳立てされた通りのことを忠実にこなすのではなくて、自分で考えて、意見して、いいと思ったことにチャレンジしていく。その姿勢が、この公開リハーサル中の動きに現れている、というふうに、私は思えたのです。

途中、プロデューサーの中新さんと、額を寄せ合って打ち合わせをしている場面がありました。

「中新さん、今日もまた演目中に自由に動き回りたいんですけど、いいっすか?」

「あっはい、大丈夫ですかね?」

「大丈夫っす。締める時は、バッチシタイミングを合わせますんで。私にどーんと任せてください」

とか、ここでそんな話をしたかどうかはわかりませんが、たぶん数々の公演の中で、幾度となくそういう話はしていると思うのです。めちゃくちゃ頼れるリーダーだと思います。

本番での、曲の途中、松井祐香里さんは予定通りに、振り付けそっちのけで客席に降りてきて、歌いながら子供たちと記念撮影をしていました。その様子が、まるで大昔から練習していたみたいに、ちゃんとカタチになっています。これは、お見事でした。誰でもできることではなく、松井祐香里さんだからこそ、実現できることなのだと思います。



ステージから飛び出したまま戻ってこないリーダーも必要ですけど、ステージで演目を忠実にこなしてくれるメンバーもまた、当たり前ですけど必要です。

佐古真莉亜さんは、ともすれば飛んで行ってしまいそうな個性的なメンバーをまとめてくれる、要の役割を果たしてくれていたんじゃないかなと思います。SNSのプロフィールに服飾女子と載せておりますとおり、メンバーさんの服飾を担当したりしています。そんな裏方さんとしての活躍が目に留まったせいもあってか、ちゃんと周りに目を配れるタイプだな~と、今回のステージで感じました。

実像とは違っているかもしれないですけれども、私がそう感じたことは確かで、私と同じように思っている人もいるんじゃないでしょうか。そのイメージが、いい武器になると思います。



いい武器といえば、渡辺萌叶さんは最年少のメンバーです。今日のステージでそう発表した際、例のご婦人方が「えーっ」と驚かれていました。このご婦人方は公演を黙って眺めていたんですけど、ここだけは声に出して驚いていました。どんなパフォーマンスよりも、歌声よりも、年齢がインパクトになる場合もあるんですよね。

自分のあるもの、無いものを見極めて、尖っている部分を上手に効果的に使っていく。それに気づかされた瞬間でした。



また、実は山中彩也乃さんの背が高いことに、今日気が付きました。めちゃめちゃいい武器だと思います。あっ、なんかアイドルの話しているのに武器武器いって物騒ですね。長所と言い換えなくてはいけません。少し前のブログにて、林風奈さんのことを語った際に、その身長の高さと、その長い手足を駆使した動きの大きさが、存在感を増大させている話をしましたが、今日は山中彩也乃さんにもそれを感じました。めっちゃ目立っていました。山中彩也乃さんはほくりくアイドル部の中でも加入が最近のメンバーさんだったのですが、アイドルとしての活動を続けているうちに、身体に纏うオーラ的なものも含めて存在感が増大した感じがします。ひとはこんなに進化するものなのですね。不思議ですね~。



存在感といえば、顔と名前を一致させるのに時間がかかったのが、羽生田結月さんです。えっ、あんな子はいたかな…?と戸惑いましたが、それもそのはず、顔つきが変わっています。年月はひとを大人にします。ほくりくアイドル部の中で歩んできた年月が、羽生田結月さんにとって良いものだったのでしょう。良い酒は良い樽の中で年月を経ることにより熟成されますが、それと同じで、資質のある人が、いい環境に身を置くと、こんなに変わるのだということを羽生田結月さんは証明してくれました。




今回の公演では、ひとの不思議さを、発見することが多かったように思います。

多くの気づきがあったのは、近くでステージを眺めることができたことが大きかったと思います。



前回拝見しました公演はとても大きな公演だったため、ステージとの距離が離れており、豆粒みたいな大きさでした。それを目を凝らして眺めているみたいな環境でしたが、今回は違います。メンバーさんとの距離がずっと近かったです。

そのおかげで、荒井那奈さんの動きのきめ細やかさが際立っていました。近くで眺めると、こんなに違うのかとビックリしました。動きのひとつひとつが繊細です。何でもソツなくこなせる器用な人だという認識は以前からありましたけれども、改めてみると、これはすごいですね。華麗さを表すのに、蝶のように舞い、蜂のように刺す、なんて言葉がありますが、今日の荒井那奈さんを表現するとしたら、それです。もし小刀を手に持たせれば、暗殺に長けたブレイドダンサーの出来上がりです。高速で乱舞する剣技にみとれているうちに、私の身体は切り刻まれてナマスのようになっていることでしょう。まーた武器の話してる…。



今回集まってくれたのは、福井出身メンバーが中心ではありましたが、その脇をガッチリ固めてくれていたのが、先ほどのスーパーエースの荒井那奈さんと、もうひとり、所属歴が長い、今となっては大ベテランの山崎真央さんです。山崎真央さんといえば、昔、野々市のイベントで眺めたのが最初だったのですけれども、その時はまだ若くて、松井祐香里さんの後をピヨピヨついていく感じでした。それがこの日の、公開リハーサルの直後、彼女が偶然私の前を通り過ぎました。その後姿を観てビックリしました。背中に、でかい純白の翼が生えていたのが見えたからです。この翼は次の瞬間には消え失せていましたが、たぶんこの後もずっと彼女の背中に在り続け、今この瞬間もぐんぐん成長し続けていることでしょう。その翼で、どこまでも飛んでいけそうだと思いました。



そんなベテラン勢と肩を並べて、前列でパフォーマンスしてくれていたのは、福井出身の林風奈さんです。林風奈さんは、ほくりくアイドル部に加入してすぐに頭角を現して、すぐに重要なポジションを獲得していました。その役割も今ではすっかり馴染んでいるようで、まだ若いんですけど、「私はベテランです」という顔をしています。堂々としていて、安心して見ていられます。今回は福井のイベントということで、福井のメンバー中心でやりますと発表があった時、「福井出身のメンバーといえば、まだ加入して間もないメンバーが多いから、うまくやれるかな」という不安が少しありましたけれども、すぐに思いなおしました。「まあでも林風奈さんがいるから、なんとかなるだろう」と。

まさに、福井のメンバーにとっては、彼女の存在の大きさは、中身の見えない日替わり弁当に定番として必ず入っている、から揚げのようです。「今日の日替わり弁当なんだろう。好みの具だといいけど…まあでもから揚げは必ず入っているし、他に何が入っていても安心だよね」的な。林風奈さんには、この存在感と安心感が備わっています。



なんかメンバーのみなさんを、かっこいい武器とか翼とかで喩えましたけれども、林風奈さんはから揚げになってしまいました。意図せずオチみたいになってしまって申し訳ないんですけど、まあでも同期の羽生田結月さんも酒なので、仲良く晩酌セットになってもらえると。そんな歳でもないって? これは立つ瀬がありませんね。申し訳ございません…。




ゆりフェスタ公演でのメンバーさんは、こんな感じでした!

また次回の公演でお会いしましょう。次もどんな発見があるのか、楽しみにしております。

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