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新しい栄養素、ファイトケミカル!

更新日:2022年3月12日




野菜って、カラフルで綺麗ですよね。 カフェさんなどは特に彩を気にしていますので、

「カラフルな野菜ない?」とよく聞かれます。

赤色を出そうと思ったら、トマトやニンジン、パプリカ、ビーツ 紫色なら、レッドキャベツ、レッドオニオン、紫じゃがいも、さつまいも 黄色なら、レモン、スイスチャード、ゴールドトマト、トウモロコシ 橙色なら、橙色ミニトマト、カボチャ、オレンジ、パプリカ 緑色なら、ほうれん草、小松菜、きゅうり、メロン、 白色なら、カリフラワー、ホワイトアスパラ、ホワイトコーン、チコリ、白ナス

思いつくだけでも、これだけの色の野菜や果物が思いつきます。 さて、この野菜がもつカラフルさ。 実は、オシャレだけではないんです。 野菜のカラフルな色素も、人間の身体にとって重要な成分のひとつなんです。 野菜によって、この色素の種類が違います。

主にぶどうやブルーベリーの紫色はアントシアニン、人参の赤色や黄色はカロテン、トマトの赤はリコピン…

どこかで、これらは身体にいいんだよ~って話、きいたことありませんか? これらの色素のことを、カロテノイドといい、強い抗酸化作用があります。

カロテノイドのように、強い抗酸化作用をもつ物質はほかにもあります。

野菜の渋みなどに含まれるポリフェノール、大豆に含まれるイソフラボン、これらを総称して、ファイトケミカルと呼びます。 読んで字のごとく、身体の酸化と戦い、防いでくれるんです。 読んで字のごとく、とは申しましたが、実は語源は、戦うという意味のファイトではなく、植物性という意味のファイトだそうです。 つまり、直訳すると、植物性の化学物質になります。 でも、身体の酸化を防ぎ、身体の老化と戦ってくれるあたり、戦うという意味が似あいますね。 ところで、そもそも身体が酸化する、ってどういうことでしょう? 活性酸素というものがあります。

人体で生成されるもので、身体の中のウイルスや壊れた細胞など、身体にとって有害なものを攻撃し、身体を守ってくれている物質なのです。

本来は、とても重要な働きを担ってくれているのです。

しかし、ストレスや喫煙、紫外線、生活習慣の乱れなどは、活性酸素の増殖を招きます。

活性酸素が増えると、正常な細胞まで破壊してしまうんです。 これがいわゆる酸化です。 そして、活性酸素のいたずらにより、身体の酸化が進み、正常な細胞が少なくなってくると、老化ということになるのです。 老化は単に、白髪が増えるとか、しわが増えるなどといった表面的なことにとどまりません。

高血圧や高血糖など、病気になりやすい土台を作り出してしまいます。

そしてやがては、ガン、糖尿病、心疾患。骨粗しょう症などを引き起こしてしまうのです。

この、活性酸素の過剰な働きを防ぐことで、老化によるさまざまな病気を未然に防いでくれるのが、カロテノイドであり、ファイトケミカルなんです。




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