目次
★メロンってどんな果物?★
そもそもなんですけど、メロンについて知っていますか?
私が八百屋さんとして従事しはじめて、それまでと大きく印象が変わった農産物といえば、メロンだと思います。
「ああ、メロンについて、全然知らなかったんだなぁ」と。
この項目では、まずメロンについてモヤモヤしている部分を、クリアーにしていきたいと思います。
メロンについての理解を深めていただけることで、より八百屋テクテクのメロンが優れているかが、お伝えできると思うからです。
・安いメロンと高いメロン、何が違うの?
まずは、この疑問がでてくると思います。1個500円で買えるメロンもあれば、1万円を超えるメロンもあります。デパートなど高級店は、もしかしたら、500円のメロンを、1万円の値段をつけて売ってるんじゃないかと。500円のメロンだって、そこそこ美味しいですから、それなりの装いをすれば、1万円に見えなくもないでしょう。
でも、500円のメロンは500円の根拠があり、1万円には1万円の根拠があります。肝心なのは、販売店がちゃんと価格の根拠を提示してくれるかどうかだと思います。明確な根拠があって、それにお客様が納得して、売買が成立するのが、正しい経済活動だと思うのです。
このページの下部にて紹介しておりますが、八百屋テクテクのメロンは(メロンに限らずですが)美味しい根拠を明示しています。
・色が違うのはなぜ? どれが一番美味しいの?
メロンには、赤肉、青肉、白肉、があります。お好みに合わせてお選びください。
下の画像は、赤肉、青肉、白肉メロンの1例です。
赤肉メロン
赤いのはβカロテンが豊富だからです。βカロテンが豊富な野菜と似ていて、甘みのなかに、人参のような、カボチャのような香りが薄っすらとします。栄養価の面でも、華やかさの面でも、人気です。
青肉メロン
マスクメロン、クラウンメロンに代表される、もっともメロンらしいメロンです。甘さは赤肉と変わりませんが、カロテン臭がないため、あっさり食べやすいのが特徴です。
白肉メロン
甘みと香りがもっとも強い、皮も肉も白いメロンです。その香りは黄桃に似ていて、皮を触っただけでも手に移るぐらいです。果肉が硬めで、日持ちがいいのも特徴です。半面、ちゃんと追熟させてから食べないと、ウリみたいにガリガリしていて甘みもなかったりと、難易度の高いメロンとなっています。
・食べごろはいつ?
メロンは実は、食べごろが明確に決まっています。積算温度です。
積算温度とは、メロンの花が咲いてから、収穫までの日数がどれくらいかを見極めるのに使います。小さい品種だと800℃、大きい品種だと1200℃必要になってきます。1日の平均気温が25℃として、1200℃必要なメロンは48日かかる、といった具合です。
昔は、「メロンのお尻を押して柔らかくなったら食べごろ」なんて言われておりましたが、ちゃんと食べごろが計測できるのであれば、具体的な日数が知りたいですよね。
八百屋テクテクでは、農家さんから直接仕入れておりますので、すべてのメロンは食べごろ日数を表示しています。
また、以上の理由から、ちゃんと熟成させるためには、常温で保存しなければならない、ということもまた、お伝えしておきます。
※八百屋テクテクのメロンは、基本的に常温配送ですが、ギフトセットのように複数の果実が混在する場合は、安全にお運びするためにクール配送とさせていただいております。到着後、メロンのみ取り出して常温で保存してください。
こんな感じで、ざっくり解説してみましたが、いかがでしょうか?
メロンに関するモヤモヤしていた部分が、少しクリアーになったでしょうか?
難しい分野であるメロンをちゃんと知ることで、より美味しく食べられるようになると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
★八百屋テクテクセレクション★
さて、上記を踏まえたうえで「八百屋テクテクのメロンは、他とどう違うの?」という点について解説していきたいと思います。
まず、どのメロンにも共通していることが、一つの苗(蔓)にできるメロンの数を絞っている、ということです。
通常ですと、一つの苗につき、5~6個メロンができます。いわば、一つの根から吸い上げる栄養素を、5~6個のメロンで分け合っているわけです。そのメロンの数を2~3個にしたらどうでしょう? 一つ当たりに供給されるメロンの栄養が、2倍になりますよね。糖度の高いメロンや、形の大きいメロンというのは、このようにして作られるのです。
収穫量は半分になってしまいますが、美味しいメロンを作るために工夫をしているのです。
また、店主が大切に梱包して発送をしている点や、食べごろ表示をしている点など、メロンを美味しく召し上がっていただくうえで大事な部分を、プロの視点でしっかりカバーしています。
★情熱がすごい、生藤さんのメロン★
福井県あわら市は、もともと有名なメロンの産地でしたが、近年他産地での生産量が増えたことから、相対的にメロン産地としての立場を失いつつありました。全国の都道府県別の出荷量だけを眺めると、福井県は、真ん中より少し上程度に収まっています。
でも福井県あわら市は、本当に美味しいメロンの産地なのです。
生藤さんの出身は、鹿児島県です。鹿児島もまた農業が盛んな県であり、農業をする上では条件がいい場所でありますが、それでも福井に可能性を感じて、あわら市へとやってきました。
「昔、福井で食べたメロンの味が忘れられなくて、美味しいメロンを作ろうと思って、福井に来ました」
と語る生藤さん。
確かに、あわら市の農業エリアは灌漑設備も整い、また空気も土壌も奇麗なので、農業を行うにはとても好条件です。でも私が特に推したいのは、この生藤さんの、福井のメロンに対する情熱です。
現在では、いろんな農法があり、多種多様な栽培方法で、美味しい農作物が作れます。でもどんな農法を採用するにしろ、最終的には人間の情熱に、出来が左右されるのです。どれだけ情熱を傾けて、こまめに手入れをするか。これが大事なのです。
子供の教育で例えるなら、農法とは、制度化された塾のカリキュラムのことであり、情熱は、子供のことを一人一人よく見て、会話して、そのうえでわからないことを教えていくことです。カリキュラムに頼れば効率的ですが、それだけで自動的に子供の学力が伸びるかといえば、そんな楽なことはないですよね。
子供も、メロンも、なかなか希望したとおりに育ってくれない、手のかかる生き物であることは同じなのです。そしてどちらも、最後にモノを言うのは、結局のところ、情熱をもって手間暇をどれだけかけられたか、ということなのです。
・生藤農園 肥後グリーンメロン
贈答用のハイグレードな青肉メロンです。高級マスクメロンとして使われるアールスと同じような肉質、香りで、甘みが高い品種です。高級ホテルや料亭に採用されています。
2個入は、ページのさらに下部にございます。
・生藤農園 緑のかがやき
皮が白く、中は緑色と、コンビニカットフルーツでよく使われるハネデューメロンをかなり美味しくしたようなメロンです。食感はやや硬めで、熟してもトロトロにはなりません。外側も硬く、日持ちに優れています。
・生藤農園 シーボルトメロン
中も外も白い、白肉メロンの代表格です。強い芳醇な香りと、高い糖度が特徴。八百屋テクテク店主が一番好きなメロンです。日持ちがする半面、熟成が難しく、食べ時に少し悩むメロンです。農家さんによる食べごろ表示はありますが、それよりさらに時間を置くと、香りと味が強くなるため、店主は様子を見極めて食べています。過熟になっても保証はできませんが、気になる方は、チャレンジしてみてください。
・生藤農園 赤肉アールスメロン
香りと味に優れている、贈答用の赤肉メロンです。
★福井県あわら市の高品質メロン★
生藤さんの他にも、あわら市には優れた農家さんが沢山います。八百屋テクテクがお取引しているのは、若く熱心な農家さんです。
あわら市で栽培されているメロンの中でも特に美味しいものを、八百屋テクテクが責任をもってお届けいたします。
・マルセイユメロン
あわら市の農協では「花咲紅姫」の名前で呼ばれています。独特なかわいい形状と、甘いのにイガイガしにくく食べやすいことにより、福井県のブランドメロンとして周知されている赤肉メロンです。
福井県のメロンといえば、これ!
2個入は、ページのさらに下部にございます。
・アンデスメロン
あわら市の農協では「花咲乙女」の名前で呼ばれています。高い品質のメロンを、お手頃価格で楽しめます。
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